レトロなものを今風に変えてお届けする『コンバート越前』ですが、今日は少し趣向を変えてお送りします。
まずは、変換前のデッキをご覧ください。

『ヤソコン』

<変換前>(マナバーンに乗ってた奴の完コピ)

4 沿岸の塔
3 エルフェイムの宮殿
3 ミラディンの核
5 島
3 平地
6 森
1 永岩城
1 水辺の学舎、水面院

4 永遠の証人

4 神の怒り
4 酸化
4 知識の渇望
3 マナ漏出
3 減衰のマトリックス
2 邪魔
2 巻き直し
2 卑下
2 けちな贈り物
1 全ての太陽の夜明け
1 粗野な覚醒
1 頭蓋の摘出
1 機械の行進

■サイドボード
3 ヴィリジアンのシャーマン
3 粛清
3 秘宝の障壁
3 時間停止
2 無効
1 頭蓋の摘出

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●マナを絞り込む

さて、今回のデッキのマナ基盤に目を向けてみると、明白な問題点が見つかった。
このデッキにはタップイン・ランドが7枚も入っているし、使う前にまずカウンターを貯めないといけないという土地も3枚ある。
さらに使う場面のない伝説の土地が2枚入っているし、このデッキには基本地形が14枚しか入っていないので、トロン・親和メタの赤単 and/or 赤緑ランデスが増えそうな現状を考えると、この枚数は自分の首を絞める行為に等しい。
そこでまず、マナの構成を変更することにした。これらの不適切なマナ供給源を、もっと信頼できる確固とした基本地形と入れ替えた。
そう、12枚の《山/Mountain》だ。
さらに、マナを供給する以外にも役に立つ能力を備えた代替マナ・ソースも必要だ。
ここは《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》1、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》3、《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》4を加えて、土地部分の変換を終了した。

●デッキ・スピードの向上

次に序盤に使用するカードを検討することにした。
親和がいる環境では序盤の2〜3ターンで勝負の行方が決まりかねない。
今回のデッキには低コストの呪文はあるものの、防御用か相手の行動に対応するだけのものばかりだった。
また、このデッキには《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》のように防御用でも攻撃用でもない呪文が含まれていた。
そこで全体の呪文コストを引き下げ、序盤の選択肢を増やすために《かまどの神/Hearth Kami》と《炎歩スリス/Slith Firewalker》を4枚ずつ追加した。
これらの呪文は序盤の攻撃や防御に役立つからだ。

この時点で、このデッキには中盤以降に有効な攻撃手段が欠けていることに気づいた。
だが、この問題は《溶岩の猟犬/Lava Hounds》を4枚入れることで簡単に解決する。
また、終盤用のカードとして《氷河の光線/Glacial Ray》を4枚と、そのエサとして《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》も4枚加えた。

●おっと、防御もk(ry

トーナメント環境ではクリーチャー除去手段も重要だ。
だが、修正版のデッキを見てみると白・緑マナの供給源がないので、《酸化/Oxidize》の代わりに《ショック/Shock》、《神の怒り/Wrath of God》の代わりに《マグマの噴流/Magma Jet》を4枚ずつ入れることにした。

さて、28枚の呪文と20枚の土地が揃った。残る枠は12枚だ。
今回の変換前デッキには墓地を利用するカードが含まれていた。
残念だが、もう緑マナの供給源がないので、墓地活用呪文として《ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan》を1枚入れることにした。そして、『鎚』つながりで《火山の鎚/Volcanic Hammer》を4枚。
最後の枠には《爆片破/Shrapnel Blast》を4枚とマナ加速とエサを兼ねた《金属モックス/Chrome Mox》を3枚入れることにした。

こうして完成したデッキは序盤の攻撃と防御手段も備わり、中盤以降の打撃力や終盤のゲームを決める要素にも事欠かな、うわなにをする、やめ8ry

<変換後>

12 山
4 ダークスティールの城塞
3 ちらつき蛾の生息地
1 血に染まりし城砦、真火

4 かまどの神
4 炎歩スリス
4 溶岩の猟犬

4 ショック
4 溶岩の撃ち込み
4 氷河の光線
4 火山の鎚
4 マグマの噴流
4 爆片破
3 金属モックス
1 ボガーダンの鎚

■サイドボード
4 静電気の稲妻
4 秘宝の障壁
3 血染めの月
2 罰するもの、ゾーズー
2 ゴブリンの放火砲

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何を今風にしやがったかは、各自の胸の内にしまっておいてくださいw

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