すっ、とカルロが足を進めようとした時、紫の視線が窓の外を向いた。
カルロの足が止まった。
視線を動かす。ただそれだけの動作で、仕掛けるタイミングをそらされてしまった。
窓の外は雪。
いつから降り始めていたのだろうか。
降り注ぐ月の光と同じ白さを持つ雪が思い思いに舞い、踊り、落ちていく。
雪は、美しかった。

「…いい、雪ですね」

紫がつぶやくように言った。

「そうですね」

カルロが答えた。
視線は既に、お互いを見るものに変わっていた。
先に動いたのは紫だった。
流れるように一歩を踏み出し、その腕が親しい者に握手を求めるかのように差し出された。
カルロは弾かれたように後方へ飛んだ。
その後を追うように、紫の差し出された腕から光が飛んだ。
光は、紫の隠剣であった。



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あ〜、いいなぁ、もう♪
(*´д`*)

久々にお話を書きたくなったので、忘れない内に書いておこう、と思ったわけで。
とはいえ……以前に書いた部分の全データ消失

と思っていたら、出てきました(^_^;)
旧鯖にうpしてたものは消えたけども、手元には残ってたね(当たり前)
よ〜し、頑張って書いちゃおうかな〜♪

…いつ?
_| ̄|○

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